LINE公式アカウントを活用して予約・問い合わせを増やす方法【美容院の事例あり】

美容室・サロンのLINE活用で予約・問い合わせが増える改善ポイント3選|小さな店舗でもできるLINEマーケティング対策イメージ画像

今回は事例として「美容院」のお話をしますが、「自分の話」として聞いてくださると役に立つはずです。
美容院は全国どこにでもある…地方であっても。ということは競合・ライバルが多く、普通にやっていては差が出にくい業種でもあると思います。
「何かやらないと」と思い、SNSやLINEを始めるオーナーさんも多いはず。

ある美容院のオーナーさんは、こう話してくれました。
「LINEを頑張って配信しても、誰からも反応がないんです。
友だちは増えてるのに、予約には全然つながらなくて…」

LINE配信に悩む地方の美容院・サロン|LINEで予約につながらない課題イメージ

そもそもLINEというツールは、日本で他に類を見ないほど浸透しています。
テクノロジーに苦手意識がある世代にも届くため、BtoCの事業、特に美容院などのサービス業では、欠かせない存在になっています。なので、「LINEを導入する」は正解です。

ただし、LINE公式アカウントは、使い方次第でお客さんとの関係を深められる強力なツールである一方で、 “とりあえず配信してるだけ”では、なかなか結果にはつながりません。

そこでこの記事では、LINEで「予約や問い合わせが増える仕組み」をつくるために、美容院の実例を交えながら具体的な改善ポイントを解説します。

  • なぜLINEで成果が出るのか?
  • 「伝え方」を変えるだけで、何が変わるのか?
  • 小さなお店でも再現できる“3つのポイント”

「とりあえずのLINE」から、「反応が返ってくるLINE」へ。
その第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。

なぜLINEで成果が出るのか?

美容院・サロンと相性が良いLINEの通知力|開封率・即時性・気軽さのイメージ

LINEを事業やビジネスに導入して結果が出る例は多く、なぜこれほどまでにLINEがビジネスツールとして注目されるのかというと、「どう使うか」の前に、LINEならではの強みがいくつもあるからです。

「届く」「開かれる」「読まれる」は従来のハガキやチラシなどのDMや、メールなどと比較すると、類を見ないほど抜群の効果が期待できます。
もちろん「ただ使えばいい」ということはないものの、使うだけでもこれまで以上に効果が見込めるツールという点も見逃せません。

もう少し詳しく見てみましょう。例えば、メールやSNSの投稿は見逃されやすく、開封率もあまり高くありません。そもそも近年では「届かない(迷惑フォルダに入ってしまう)」という問題もあります。
一方でLINEは、開封率が60〜80%以上と言われるほど、ユーザーにとって“特別な通知”として扱われています。

これは、単に普及率が高いというだけでなく、

  • 通知がリアルタイムで届く
  • 既読機能がある
  • 1対1感のあるコミュニケーションが可能

といった、他のツールにはない「距離感の近さ」が関係しています。

特に美容院のようなBtoCビジネスでは、
「タイミングよく思い出してもらう」「リピートしてもらう」ことが重要。

そんなときに、LINEはとても相性がいいツールなのです。

「とりあえずのLINE」では反応が出ない理由

とりあえず配信しているだけでは反応が出ないLINE運用の課題

LINE公式アカウントを導入しているお店は多いですが、
「せっかく友だちは増えてきたのに、予約や問い合わせにはつながっていない…」という声も少なくありません。

その理由のひとつが、「なんとなく配信しているだけ」になってしまっていることです。

もちろんLINE自体の強みもありますので、「やらないよりはやった方がいい」ということは間違いありませんが、「思ったよりも反応がない」「もうちょっとなんとかなりそう」だと思うのなら、LINEの内容を見直すだけの価値があります。

たとえば──

  • 配信のタイミングがバラバラで、思いついたときに送っている
  • お知らせやキャンペーン情報ばかりで、一方的な伝え方になっている
  • 読み手がどう感じるかを考えず、伝えたいことだけを書いている
  • リアクションの設計がなく、「読んで終わり」で止まっている

このような状態だと、せっかく開封されても、読者の記憶に残らなかったり、行動につながらなかったりします。

つまり、「とりあえず配信しているだけ」では、LINEの本来の強みを活かしきれていないのです。

野球の大谷翔平選手が使っているバットを、「なんとなく」であれば私たちも振ることはできると思います。ただ、それでは本来のバットの機能を使いこなせていないのと同じです。それでは、せっかくのツールが“もったいない状態”になってしまいます。

LINEは“関係性づくり”が得意なツールだからこそ、
読み手の気持ちに寄り添い、思わず反応したくなるような仕掛けが必要になります。

予約・問い合わせが増える3つのポイント

ここからは、実際に美容院のLINE公式アカウントで成果が出た例をもとに、
「LINEからの反応が増えるようになるポイント」を3つに絞ってご紹介します。

もちろん美容院ではなくても、使える例です。ぜひ、あなたのビジネスや事業に置き換えて読んでみてください。

①共感から始める配信構成にする

「こんにちは!〇〇美容院です」から始まる配信を、つい送っていませんか?
もちろん悪くはないのですが、それだけでは“読み飛ばされる”可能性もあります。

反応を増やすには、まず「あるある」「共感」から入ることが効果的です。

たとえば、

  • 「最近、髪がパサつくなあ…と思っていませんか?」
  • 「梅雨の季節、うねりが気になる方が増えています」

など、読者が自分ごととして読めるテーマで始めると、“あ、それ私のことかも”と思って続きを読んでもらえる確率が上がります。

これはLINEに限らず、SNSやチラシでも反応を左右する“伝え方の基本”でもあります。

②読み手の気持ちを想像した言葉選びをする

相手目線で伝えるLINE配信|お客様の気持ちを想像した言葉選び

LINE配信でありがちなのが、「伝えたいことだけを一方的に書いてしまう」ことです。

たとえば、

  • 「〇〇キャンペーン開催中!今だけ20%OFFです!」

だけでは、「なんか売り込みっぽいな…」とスルーされてしまうかもしれません。

それよりも、

  • 「最近ご来店いただいた方に好評だったトリートメントを、期間限定でお試しいただけます」

のように、“相手目線の言葉”に言い換えるだけで、伝わり方がまったく違ってきます。

読み手が「自分に関係ありそう」と思えるような言葉選びを意識するだけで、LINEの印象がぐっと変わります。

③リアクションしやすい仕掛けを入れる

最後のポイントは、「配信したあとにどう動いてもらうか」を設計することです。

LINEはメッセージを一方的に送るだけでなく、ユーザーの“行動”につなげることができるツールです。

たとえば──

  • 「予約はこちらのボタンから」
  • 「気になる方は“気になる”と返信してください」
  • 「今ならLINEでのご予約限定で◯◯プレゼント!」

など、“一言だけでも返しやすい設計”や、“タップしたくなる導線”をつくることで、行動率が大きく変わります。

ジャパネットたかたを始めとしたテレビショッピングやラジオショッピングでも、最後に必ず「今から1時間だけオペレーターを増やして対応しています!今すぐ下記の番号までお電話ください」のように、次の行動を促すような一言で終えているはずです。(「この場合は、“行動を促す”だけでなく、“1時間だけ”という限定性もセットになっています」)

人間は私たちが思っている以上に「なんとなく」生きています。仕事では頭を使っていたとしても、日常では特に…です。そのなんとなくの状態のときに「具体的に次の行動を指示する」ことは非常に効果的です。

「読んで終わり」ではなく、「読んだあとに何をしてほしいか」を意識して、毎回の配信を設計してみてください。

実際の成功事例:月10件→20件に増えた美容院のLINE活用

LINE改善で予約が倍増した美容院のイメージ|実際の配信改善例

ここでご紹介するのは、ある地域で営業している、個人経営の美容院の事例です。
もともとLINE公式アカウントは開設していたものの、最初はこう話していました。

「キャンペーンのお知らせは送ってるんですけど、反応がほとんどなくて…。
でも、やらないよりマシかなと思って、なんとなく続けてました」

そんなオーナーさんと一緒に取り組んだのが、“とりあえずの配信”から“読んでもらえて、行動につながる配信”に変える改善です。

実際にやったことは、シンプルな3つの見直しだけ

  • ①配信の冒頭に「あるある共感の一言」を入れる
    → 「最近、髪がまとまりにくい季節ですね」など、読者の状況に寄り添った出だしに変更。
  • ②「今のあなたに関係ある話ですよ」という流れを作る
    → ただのキャンペーン情報ではなく、「実際にこういうお悩みの方が増えてます」と前置きを追加。
  • ③「今すぐできる行動」へ、シンプルな導線を入れる
    → 「このメニューが気になる方は“気になる”と返信してください」など、返信しやすいフレーズを採用。

ほんの少しの言い回しや順番を変えるだけで、LINEからの反応が目に見えて増えていきました。
結果として、月10件ほどだったLINE経由の予約が、2ヶ月ほどで20件前後にまで増加。

この美容院さんの場合、広告を出したわけでも、Lステップを導入したわけでもありません。
使っていたのは、LINE公式アカウントの基本機能だけです。

LINE活用で大切なのは、機能の多さや派手さではなく「どう伝えるか」という視点。
そもそもLINE自体がBtoCビジネスにおいては類を見ないほど優秀なツールなので、ほんのひと工夫をするだけで、一気に化ける可能性を秘めています。誰でもすぐに実践できる改善で、十分に成果は出せるのです。

まとめ:とりあえずのLINEから、“反応が返ってくるLINE”へ

とりあえずのLINEから成果の出るLINEへ|反応が返ってくる配信の要点

LINE公式アカウントは、ただ開設するだけでは成果につながりません。
ですが、ちょっとした見直しと工夫で、予約・問い合わせがちゃんと増えるツールに変わることも、この記事でご紹介した事例からお分かりいただけたと思います。

もう一度、成果を出すための3つのポイントを振り返ってみましょう。

  • 配信の冒頭に「共感のひと言」を入れる
  • 「自分に関係ありそう」と思ってもらえる流れを作る
  • 行動しやすい一言・導線を忘れずに入れる

これらはすべて、今日からでも実践できる小さな改善ばかりです。
まずはひとつだけでも取り入れてみてください。

モンスターズライティングでは、こんな方をサポートしています

  • LINE公式アカウントを導入しているが、反応がない
  • 予約や問い合わせが増えるような運用をしたい
  • 友だちは増えたけど、何を配信していいか分からない
  • LINEから集客につなげたいけど、やり方が合っているか不安

モンスターズライティングでは、LINEの配信内容や導線設計、
そして“伝え方”そのものから伴走するスタイルで、地域の小さな会社やお店をサポートしています。

最後にひとこと

LINE公式アカウントは、BtoCビジネスにとって最も身近で、最も効果的なツールのひとつです。
うまく使えば、広告に頼らずとも予約や問い合わせを増やしていくことができます。

大切なのは、“伝えたいこと”ではなく、“伝わる工夫”をしていくこと。
そのための小さな積み重ねが、やがて大きな成果につながります。

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  • 「とりあえずLINEを始めてみたけど反応がない」
  • 「友だちは増えているけど成果につながっていない」
  • 「そもそも、どう活用すればいいのか分からない」

という方に向けて、基本から実践的な改善ポイントまでわかりやすくお伝えしています。

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ABOUTこの記事をかいた人

1985年生まれ。コピーライティングを武器に23歳で独立し、2008年から自営業としての道を歩み始める。2013年に法人化し、2020年3月からは長野県飯田市に拠点を移す。 現在は、伊那谷(飯田市・伊那市周辺)を中心に、ホームページ制作・ランディングページ制作・各種デザイン業務・LINE活用支援などを通じて、地域の企業や個人事業主の売上アップを支援している。 ミッションは、 「WEB制作とコピーライティングの力で貴社の課題解決を支援し、貴社の売上に貢献すること」 プロフィールはこちらから確認   会社HPはこちらから確認