「ホームページはある」だけど「売上に繋がっていない」
これは伊那市や飯田市に限らず、全国の中小企業や店舗経営者さんからよく聞く相談のひとつです。
確かにホームページからの売上がなかったとしても、それでも紹介などで集客ができていれば特に問題ないのかもしれません。
ただ、現状でホームページからの集客を考えており、思うような反応が得られていない場合や、
他の方法からの売上が途絶えるようなことがあったとしたら…
そうなる前に、今からホームページで集客するための「戦略」を講じておく必要があるかもしれません。
こんにちは。モンスターズライティング株式会社の佐伯です。
私は現在、長野県南部の飯田市を拠点に、上は伊那市・岡谷市あたりまでの伊那谷エリアで活動しているWEB制作会社の代表をしています。
主にホームページの作成や各種デザイン業務、あとはLINE運用の支援・サポートをしています。
もともとは神奈川県川崎市でWEB制作会社をしていましたが、
現在は伊那市近辺でも多くのお仕事をいただいています。
そこで改めて感じるのが、「ホームページが“あるだけ”になっている会社・店舗が本当に多い」ということです。
もう痛いほどよくわかっている方もいらっしゃると思いますが、「ホームページは持っていればいい」ものではありません。
作っただけではほとんど機能していないといっても過言ではありません。
集客に繋げるには、言葉の設計・導線の工夫・更新しやすい仕組みといった“戦略的な設計”が必要不可欠です。
今回はそんな現場の経験から、
「伊那市の中小企業がホームページで集客するために必要な3つの戦略」をお届けします。
今まさに「もっと効果的に活かしたい」「ホームページの見直しを考えている」
そんなあなたにとって、ヒントになる内容をまとめました。
この記事の内容
戦略①:ターゲット設計がすべてのスタートライン

すべては「誰に届けたいのか」ということが大切になってきます。
例えばあなたがある人に誕生日プレゼントを買うことになったとしましょう。
きっと自然と「あの人ならこれかな」と想像するはずですよね。
例えばそれが身内の甥っ子だったとして、その子の性別や年齢を考えるでしょう。
そこから何が適切なのかというイメージをして、プレゼントを購入すると思います。
これがホームページにも大切になってきます。
どんなに見た目がキレイなホームページでも、
「誰に届けたいのか」が曖昧なままでは、反応は取れません。
ホームページは、“ターゲットが決まってはじめて言葉が決まる”ものです。
にもかかわらず、伊那市の事業者さんでも「とりあえず作った」というパターンが意外と多く見られます。
商品やサービスにしても、ホームページにしても、それが偶然ターゲットに刺さればいいのですが、できれば失敗をしにように結果を出したいところですよね。
そうなるとホームページを作る前の段階で「誰に届けたいのか」を明確にする必要があります。
実はこれ、もうひとつの考え方もできます。
あなたがすでに事業を営んでいる場合や、
これまでにも商品やサービスを販売してきた経験があるとすれば
「誰に届けたいのか」という考え方よりも「誰が一番いい顧客だったのか」と考えてみるのも手のひとつです。
その方々にあなたの商品やサービスが刺さっているわけですので、
同じような人をイメージしてホームページを作ればいいということになります。
「誰に届けたいのか」あるいは「誰が一番いいお客様だったのか」
ホームページでの集客を成功させるためには、このあたりをしっかり考える必要性があります。
よくある失敗事例の「あるある」
たとえば、こんな例があります。
- 誰向けのサービスなのかがぼんやりしている
- キャッチコピーが“自分目線”で終わっている
- 「誰が見てもうれしい内容」を詰め込みすぎて逆に何も伝わらない
結果、「何をしている会社なのかがよく分からない…」という印象に。
「誰に届けるのか」を明確にするだけで、反応が変わる
伊那市のある美容院で、ターゲットを「髪質に悩む30〜50代女性」に絞った事例があります。
ホームページの中で「年齢による髪質の変化」に共感を持たせる文章に変えたところ、
それまでより明らかに反応率が上がったという声をいただきました。

私はもともとコピーライターの仕事をしていたのですが、
その際に習ったことのひとつが
「その他大勢」ではなく「あなた」に向けて書くことでした。
誰か一人を想像して書きなさい…ということです。
そうするとコピー(文章)がぼやけずに、伝えたい相手に届きやすくなります。
ここで私たちは「大勢に売りたいから・大勢に来てほしいから、多くの人が反応するコピーやデザインにしたいんだよね」となりがちです。
その気持ちはよくわかります。
ただし、セオリーでいうと「大勢」ではなく「あなた」のために作ること。
そうすると意外と似たような人たちが寄ってきてくれます。
ちなみにマーケティングの勉強をしていると仮想のターゲットを「ペルソナを立てる」などということがあります。
新規のビジネスや新規の商品の場合は、まだお客さんがいませんので
ターゲットを「仮想」で作ることになります。
ターゲットが決まると、すべてが決まる
意外とターゲットが決まっていない場合に苦労しがちなのは、あなた自身や私たち製作者の場合が多々あります。
逆にここが決まってしまえば、あとはどんどんどうすればいいのかが見えてきます。
- キャッチコピーや冒頭の言葉
- 使用する写真・色合い・フォントの雰囲気
- 「こんなお悩みありませんか?」などの切り口
- お問い合わせや予約への誘導の仕方
全部が“その人に向けた設計”に変わることで、ホームページが「刺さる」ようになります。
モンスターズライティングでは?
ホームページを作る前に、必ず「誰に伝えたいのか?」を一緒に掘り下げます。
お店やサービスの強み・特徴はもちろん、“その強みが誰にとって価値があるのか”を明確にすることで、
伝わる言葉・伝わる構成・伝わる導線を設計しています。
意外と話していて多いのが、「それはこのお客さんではなくて、こっちのお客さんの方がいいんじゃないでしょうか?」ということです。
人間はなんとなく頭で思っていることでも、言葉にしてみると違うことがよくあると思います。
自分自身は「こういうお客さん」と思っていたとしても、話しているうちに矛盾が出てくることも。
自分たちの経験から、「もしかしてこういうことではないでしょうか?」と言えるのもモンスターズライティング株式会社の強みの1つです。
最後にひとこと
「うちは誰でもウェルカムです!」という気持ちはとても大切です。
でも、“誰でも”を狙ってしまうと、“誰にも刺さらない”ホームページになりがちです。
まずは一度、「一番来てほしいお客さまって、誰だろう?」と考えてみてください。
それだけで、あなたのホームページの伝わり方がガラッと変わってくるはずです。
戦略②:問い合わせ・予約につなげる「導線設計」が命

戦略①で「誰に届けたいのか」「誰が一番いい顧客なのか」を考え、
無事にターゲットが明確になったとします。
実は、これだけではホームページの集客には繋がりません。
どんなにターゲットが明確でも、
「どう行動すればいいか」が分かりづらいホームページでは、反応にはつながりません。
よくあるのが、「なんとなくそれっぽく作ったけど、結局ゴールが曖昧」になっているケース。
これ、意外と多いんです。
例えば、ほとんどの場合で飲食店は立地が重要になると思います。
もちろんこの記事をしっかり読み、実践し、ホームページで集客できるようになれば
多少立地が悪くても選ばれるお店になるはずです。
ただし、一般論で「どこにあるかわかりやすいお店」が選ばれる傾向にあるはずです。
ホームページにもこれと似たようなことが言えます。
ホームページ内で「どこに何があるのか」が明確でないと、たどり着いたターゲットが迷ってしまいます。
この「迷い」が離脱率を上げてしまったり、成約率を下げてしまう大きな要因になってしまいます。
こんな状況ありませんか?
- スマホで見たときに、「電話する」ボタンがどこにあるか分からない
- 問い合わせフォームがフッターにしかなくて、なかなかたどり着けない
- 「結局このサービスは誰向けなの?」と感じてしまうページ構成
- LINE登録があるのに、誘導の言葉が弱くて誰も登録していない
こうした問題は、「見にきた人の気持ちになれていない設計」によって起こります。
ターゲットの顧客が、無事にホームページにたどり着いたあとに、
迷子にならずにゴール(例えばお問い合せなど)までエスコートする必要があります。
ユーザー視点で「どう動いてもらうか」を考える
ホームページは“看板”じゃなくて、“会話の入口”です。
だから、最初に「こんな人に向けていますよ」と語りかけ、
「もっと知りたい方はこちら」「お問い合わせはここから」と
“行動につながるルート”をしっかり用意する必要があります。
スマホ設計ができてるか?
特に伊那市に限った話ではありませんが、
現在ではほとんどのビジネスで、パソコンよりスマホでの閲覧数が多くなっています。
BtoB(法人向け)ビジネスでは、パソコンでのアクセスもまだ多く見られますが、
BtoC(一般消費者向け)のビジネスでは“スマホファースト”が基本です。
特に、伊那市内の小売店・美容室・飲食店などでは、
「スマホで見やすいかどうか」が、そのまま集客力に直結すると考えてください。
だからこそ、以下のような点は最低限整えておきたいところです。
- ファーストビューで“何のサイトか”がわかる
- スクロールしても問い合わせ・LINEボタンが追従する
- メニューや情報の並びがシンプルで迷わない
- フォームはできるだけ短く(例えば3項目)、LINE連携も可能にする
ボタンの配置・色ひとつで結果が変わる
WEBの世界はデータが取りやすい世界なので、
ボタンの色や配置を変えただけで、
どれだけターゲットの行動が変わったのかもわかります。
以前、ある小売店のLP(ランディングページ)を制作した際、
「LINEで相談」ボタンを3カ所に分けて配置しただけで、
LINE登録数がそれまでの約2.5倍に増えた事例がありました。

「しつこいかな?」と思うくらいでも、
ユーザーは途中で読むのをやめることがあるため、複数回の導線提示がむしろ親切なんです。
モンスターズライティングでは?
私たちは、ホームページ制作の段階から、
「このページを読んだ人に、どんな行動をしてもらいたいか?」という視点で設計を行っています。
- 電話したくなる言葉
- LINE登録のきっかけになる特典
- 「まずは無料相談してみようかな」と思わせる流れ
これらを含めた“ゴールに向かう設計図”を、お客さまと一緒に作るのが私たちのスタイルです。
だからこそ、しっかりとあなたと打ち合わせをしなければなりませんし、
ヒアリングも丁寧に行うようにしています。
最後にひとこと
ホームページの役割は「見る」ではなく「動く」こと。
ターゲットが明確になったら、次はその人が自然にアクションを起こせるように、導線を整えることがカギです。
戦略③:発信・更新が続く仕組みを作る
「ホームページはあるけど、ぜんぜん更新してないんですよね…」
これは、伊那市でも本当によく聞く声のひとつです。
でも、それって実はすごくもったいないことなんです。
業種にもよりますし、ホームページで集客をしているかどうかにもよりますが、
定期的な更新をしていないとお客さんにもGoogle(検索結果)にも嫌われがち。
他にもホームページのデザインやレイアウトには流行りすたりがあるのですが
一昔前のホームページのままで、更新がないと…きっと心配になりますよね。
ホームページは“育てていくツール”
原則としてはこの考え方を持っておくと◎
ホームページって、「作ったら完成」ではありません。
公開したあとの更新・発信・改善によって、
どんどん“営業力”を高めていけるツールなんです。
たとえば…
- ブログでお客さんの質問に答える
- お知らせ欄に季節のキャンペーンを掲載する
- 採用ページを最新の求人情報に更新する
こうした「ちょっとした更新」の積み重ねが、信頼感・SEO評価・リピートに繋がっていきます。
あなたは大丈夫?更新が止まっていると、逆にマイナスに
- 最終更新が「2年前」… → 「やってるのかな?」と不安に
- 掲載情報が古い → 問い合わせたら内容が違ってクレームに
- 採用情報がそのまま → 求職者に「対応遅そう」と思われる可能性も
「情報が止まっている=会社の動きも止まっている」
そんな印象を与えてしまうんです。

なぜ発信が止まるのか?
理由はシンプルです。
- 忙しくて手が回らない
- やり方がわからない
- 何を書けばいいか分からない
- 頼んだ制作会社に相談できない
つまり、「発信の仕組みがない」ことが大きな原因です。
そのお気持ち、よくわかります。
実は、私たちの場合は、ほぼ紹介で回っていた時期があります。
そうなると自社のホームページやブログを更新しなくても
目の前の仕事をしっかり取り組んでいるだけでなんとかなるわけです。
むしろ、目の前の仕事にしっかり取り組むことで紹介が紹介を生むことも。
紹介だけで会社が回ってしまうので、
ついつい技術があっても更新や発信を後回しにしがちです。
ただ、伊那市や飯田市をはじめとした「伊那谷で頑張る!」と決めてからは
顧客ゼロからのスタートですので「発信」をしなければなりません。
そこで自分たちでも疎かにしがちだったホームページや
ブログの更新を大切にするようになりました。
ちなみに発信を継続するためには、できるだけ簡単にスマートにできるように「仕組み」が大切になってきます。
これを作るかどうかであなたの負担も大きく変わります。
続けるには“仕組み”が必要
慣れない作業だと思いますので「できるだけ簡単に」するためには
ちょっとした工夫が必要です。
予めこれを決めておくだけでもあなたの負担は大きく減るはずです。
発信や更新を継続するには、最初から「続けやすい型」を用意しておくことが大切なんです。
たとえば…
- 毎月1回、ブログを更新する(ネタは事前にリスト化)
- 新商品・キャンペーン情報はLINEとブログに同時配信
- スタッフがスマホで写真を撮って、そのまま投稿できる設計にする
こうした“無理のない設計”があると、自然と更新が続けられるようになります。
あと、ここには書いていませんが、ルール化しておくことも大切です。
例えば「毎週月曜日はブログを更新する日」とか、
「毎週金曜日の仕事終わりにX(Twitter)でコメントをする日」など。
ポイントは情報を発信する際に、できるだけ頭を使わずにできる仕組みやルーティンを持っておくことです。
不慣れなことや難しいことを考えると手が止まりがちなので、
できるかぎり手を止めない工夫を心掛けるといいと思います。
モンスターズライティングでは?
私たちは、ホームページ公開後の「運用」まで視野に入れて設計します。
- ブログの書き方やネタの出し方を一緒に考える
- LINEやSNSと連動して、発信の負担を減らす
- 必要に応じて、定期的な見直し・改善もサポート
「作って終わり」ではなく、“使い続けて成果につなげる”ための伴走支援が私たちのスタイルです。
任せていただいてももちろん構わないのですが、できるかぎり自走できるようにサポートするというスタイルです。
「何がしたいのか」というようなことを一緒に考え、そのために必要なことをフォローしています。
最後にひとこと
ホームページは、「今日作ったら明日お客さんが来る」というものではありません。
でも、ちゃんと更新しながら育てていけば、 “信頼を生むメディア”になります。
そして、それがある日、「見てたから問い合わせました」「気になってました」と
お客さんの行動に変わる瞬間が、きっとやってきます。
ちなみに弊社の経験談ですが、全く更新しないよりも、少しでもしていた方がお問い合せが来ますよ。もちろんそこから売上に繋がります。
更新できる仕組み、今のうちに一緒に考えておきませんか?
【まとめ】3つの戦略を押さえれば、ホームページはもっと“働く”
ここまで、伊那市の中小企業・小さなお店の方向けに、
ホームページで集客を成功させるための【3つの戦略】をお伝えしてきました。
戦略①:ターゲット設計がすべてのスタートライン
誰に向けて届けたいのか。
あるいは、「今までで一番よかったお客様」はどんな人だったのか。
ここを見つめ直すだけで、言葉・デザイン・構成すべてが変わります。
戦略②:問い合わせ・予約につなげる「導線設計」が命
せっかく来てくれた人が「どう動けばいいのか」分かるように、
スマホでも見やすく、迷わせない設計が必要不可欠です。
ボタンの配置・色・タイミング――すべてが行動を左右します。
戦略③:発信・更新が続く仕組みを作る
ホームページは“作って終わり”ではなく、“育てていくもの”。
定期的な発信や更新が、信頼感・SEO・リピートにつながります。
でも続かないのは仕組みがないから。続けられる型をつくることがカギです。
この3つを整えれば、“見られるだけ”のホームページから、“選ばれる”ホームページに変わります。

あなたのホームページ、今どこに課題がありますか?
- ターゲットがぼんやりしていませんか?
- 行動につながる導線、整っていますか?
- 情報は新しく、定期的に更新できていますか?
モンスターズライティングでは、あなたの「今」に合わせたサポートを行っています
- ホームページの見直し相談(今あるサイトもOK)
- 新規制作・リニューアルのご相談
- LINEやブログとの連携・発信の仕組みづくり
いきなり「契約しませんか?」なんて話はしません。
まずは「どこに課題がありそうか」「どうすればよさそうか」を、
一緒に話してみませんか?
\ 伊那市・飯田市など南信エリア対応中! /
モンスターズライティングでは、はじめての方でも安心してご相談いただけるよう、
無料相談の機会をご用意しています。
「話してみて、違うなと思ったらそこで終わってOK」
そんなスタンスなので、お気軽にご連絡くださいね。
まとめの最後に:これからの時代、ホームページは“育てる武器”です
見た目が良くても、更新が止まっていたら意味がない。
ターゲットが決まっていても、導線がなければ伝わらない。
仕組みがなければ、どんな熱意も続かない。
大切なのは、“あなたのビジネスに合ったホームページ”を持つこと。
そのために、私たちがいます。
一歩、踏み出したくなったら。
その時は、モンスターズライティングへ。
あなたの“想いを伝えるホームページ”、一緒に考えていきましょう。